糖尿病と癌

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糖尿病と癌

皆さん、こんにちは。関目やまもと糖尿病内科 院長の山本裕一です☆

ようやく、新型コロナやインフルエンザに感染される方も減っており、かつての日常を少しずつ、取り戻しているところかと思います。

そこで当院のコラムでも、糖尿病関係のお話を少しずつ書かせていただこうと思っています。

今回は糖尿病と癌の関係について、少しお話させていただきます。

日本人はどれくらい癌と診断されて亡くなるの!?

 ⇒日本人が一生のうちにがんと診断される確率は男性3人に2人、女性2人に1人

  日本人ががんで死亡する確率は男性4人に1人、女性6人に1人

◎最新のがん統計のまとめによると(@国立研究開発法人国立がん研究センター)、

  ・2021年にがんで死亡した人は381,505人(男性222,467人、女性159,038人)

  ・2009~2011年にがんと診断された人の5年相対生存率は男女計で64.1 %(男性62.0 %、女性66.9 %)

  ・日本人が一生のうちにがんと診断される確率は(2019年データに基づく)

    男性65.5%(3人に2人)、女性51.2%(2人に1人)

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総数大腸乳房前立腺
男性前立腺大腸肝臓
女性乳房大腸子宮
がんと診断された数の順位(2019年)

 ・日本人ががんで死亡する確率は(2021年のデータに基づく) 

   男性26.2%(4人に1人)、女性17.7%(6人に1人)

 12345
総数大腸膵臓肝臓
男性大腸膵臓肝臓
女性大腸膵臓乳房
がんで死亡する数の順位(2021年)

糖尿病は癌になりやすいの!?

糖尿病は糖尿病のない人に比べて、癌になるリスクは1.2-1.3倍になり、特に日本人でがんで死亡する順位の高い、大腸癌・肝臓癌・膵臓癌のリスク増加と関連しています。

上の表でもあるように、がんで死亡する数の順位は、2位大腸癌、4位膵臓癌、5位肝臓癌となっており、上位5つのうち、実に3つの癌が糖尿病と関連があるとされています。

どうすれば、癌を予防することができるの!?

健康的な食事、運動、体重コントロール、禁煙、節酒が、2型糖尿病および癌の予防につながる可能性があります。

 日本糖尿病学会からは、下記のような提言がなされています。

  • 食事療法、運動療法、適正な体重、禁煙、節酒は、癌の予防につながる可能性がある。
  • 糖尿病の人は性別・年齢に応じて適切に、科学的に根拠のある癌検診を受診することが推奨される。
  • 糖尿病で肝炎ウィルスが陽性の場合には、医療機関を受診して肝臓癌のスクリーニングを受けることが推奨される。
  • 特定の糖尿病治療薬と癌との関係については、現時点でははっきりした結論は得られていないので、医師の指示に従って、良好な血糖コントロールを維持することが大切である。

★まとめ★

お話ししてきた通り、残念ながら糖尿病と癌は関連があるといわれています…。

しかし、適切な薬物治療、食事療法、運動療法を行うこと、また採血やエコー検査などで癌を早期にみつけることが可能です!!

当院では、定期的に採血やエコー検査をさせていただくことで、癌を早期発見、予防することが可能と考えていますので、お気軽にご相談いただければ幸いです。

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