【子宮頸がんワクチン】 キャッチアップ接種は11月末まで

看護師
看護師

皆さんこんにちは。関目やまもと糖尿病内科、糖尿病看護認定看護師のカシモトです。

今日は子宮頸がんと、その予防のためのワクチンについてお話します。

子宮頸がんとは

子宮頸がんとは子宮の入り口部分にできるがんのことです。子宮頸がんの主な原因はヒトパピローマウイルス(HPV)の感染であると言われており、20代~30代の若い女性が発症することが多いがんです。

日本では毎年10,000人もの女性が新たに子宮頸がんと診断され、約3,000人の方が子宮頸がんによって亡くなられています。

子宮頸がんワクチンについて

子宮頸がんワクチンは、この、ヒトパピローマウイルスへの感染を防ぐワクチンです。

一時期、子宮頸がんワクチンの副反応が報告され、積極的な定期接種の勧奨が控えられていました。

その後、2021年にこれらの副反応は現段階では子宮頸がんワクチンによるものとは考えにくいと発表され、この、ワクチン接種が控えられていた期間に公費接種対象だった方に、改めて公費でワクチンが打てる期間が設けられました。(2022年4月~2025年)

接種対象となる方

定期接種の対象:小学6年~高校1年(標準的な接種時期は中学1年)

キャッチアップ接種の対象:1997年4月2日から2008年4月1日生まれの方で、HPVワクチン定期接種の対象であった期間(小学6年生から高校1年生相当)に接種機会を逃した女性や、接種を完了していない女性の方となります。

いくらかかるの?

定期接種、キャッチアップ接種の対象の方は、費用はすべて公費負担となります。(無料)

※キャッチアップ接種の公費負担が、来年3月で終了となります。接種は3回、6か月かかるため、3回すべて公費で実施しようとすると、1回目の接種を9月末までに済ませることをお勧めします。

上記の接種間隔で接種できない場合は、最短4か月で接種するスケジュールが認められました。2024年10月以降に接種を開始された場合はこちらの接種間隔でワクチンを打たせていただきます。

公費負担でない場合、ワクチンの種類にもよりますが、最も効果の高いシルガード9を使用すると、3回接種で9万円~10万円かかります。

接種スケジュール

15歳未満の方:2回接種【1回目2回目(6~12か月後)

15歳以上の方:3回接種【1回目2回目(2か月後)3回目(初回から6か月後)

2024年10月以降

15歳以上の方:3回接種【1回目2回目(1回目から1か月以上あけて)3回目(2回目から3か月以上あけて)

接種当日の注意

子宮頸がんワクチンは腕への筋肉注射となります。接種当日は、ワクチン接種後30分間クリニック内で過ごしていただき、体調を確認してから帰宅していただきます。

接種当日は激しい運動は控えてください。

子宮頸がんワクチンのご予約方法

ご予約のお電話をいただいてから、ワクチンを取り寄せます。通常2~3日で納入できますが、時間をいただく場合もありますので、早めにお電話、もしくは来院でご予約下さい。(webでの予約はできません)

ご予約はこちら

予約なしでも可能です
(電話にてお問い合わせください)

06-6955-8492

固定電話がかからない場合は070-8533-8586にお電話ください。

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